機械工具の歩み
機械工具のはじまり
京セラが切削工具事業を始めることになったのは、1971年に創業者の稲盛和夫(当時社長)が西ドイツで目にした光景がきっかけです。稲盛が自動車メーカーの工場を見学した際、セラミック工具の高速加工に出会い、世界のものづくりにおける生産性の飛躍的向上を夢見て、日本で切削工具事業を開始しました。現在、材料からの一貫生産により、独創的な工具を提供しています。
技術革新に伴い事業拡大
グローバルに展開
京セラの切削工具業界への参入は後発からのスタートであり、新規参入は容易なことではありませんでしたが、サーメットや超硬コーティングをはじめとする革新的な材料や工具形状の開発を続け、製造・販売を行ってきました。現在では、切削工具・電動工具・空圧工具を展開する世界でも類を見ない総合工具メーカーとして、世界中で事業を展開しています。
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2011デンマーク
KYOCERA UNIMERCO A/S
京セラユニメルコは、高生産性ツーリングのプロ集団です。PCD工具の再研磨・修理サービスや、自動車部品・航空機部品のトータルツーリングなどで、欧州で確固たる地位を築いています。 -
2016米国
KYOCERA SGS Precision Tools, Inc.
京セラSGSは1951年の創業以来、航空機産業を中心にソリッド工具業界をリードしてきました。Z-Carbシリーズ、S-Carbシリーズをはじめ、幅広いニーズにお応えする超硬ソリッド工具を開発・製造するグローバルメーカーです。 -
2017米国
KYOCERA SENCO Industrial Tools, Inc.
京セラセンコインダストリアルツールズはファスニング事業において70年を超える歴史を持ち、SENCOブランドを冠した製品で常に世界のファスニング業界をリードし続けています。 -
2018日本
京セラ インダストリアルツールズ株式会社
京セラインダストリアルツールズは1968年の創業以来、お客様が必要としている電動工具を追求し、妥協のない商品づくりを続けてきました。機能性と使いやすさを考えた人にやさしい”ものづくり”により、数々のヒット商品を生み出しています。
機械工具事業の歴史
切削工具事業
空圧・電動工具事業
1972
鹿児島川内工場
生産開始
生産開始
京セラが最初に製造・販売した工具はセラミック工具でした。「セラチップW」「セラチップB」という商品名で販売を開始しました。
1998
韓国京セラ精工株式会社 設立
当時アジア通貨危機で不景気に陥っていた韓国で、セラチップをリーズナブルな価格で提供するために設立されました。
2011
デンマーク ユニメルコ社 グループ入り
ユニメルコ社は、PCD工具のスペシャリストとして欧州で確固たる地位を築いてきました。
2016
米国 SGSツール社
グループ入り
グループ入り
SGS社は、1951年の創業以来、ソリッドツール業界をリードしてきました。また、2018年には技術開発施設としてTech Hubを設立し、ソリューションを創出しています。
2011
デンマーク ユニメルコ社 グループ入り
北欧を中心に創業時からTjep(チェップ)ブランドでファスニング事業を行っているユニメルコ社がグループ入りしました。
2017
米国センコ社 グループ入り
北米、欧州を中心にSENCOブランドで空圧工具を使用するファスニング事業を展開しているセンコ社がグループ入りしました。
2018
リョービ株式会社の
電動工具事業を承継
電動工具事業を承継
リョービ社から日本を中心に展開している電動工具事業を承継しました。
2019
欧州 ファンアーデングループ グループ入り
欧州でSENCOブランドを中心に取り扱っていたファンアーデングループがグループ入りしました。
2019
米国 サザンカールソン社 グループ入り
北米でファスニング製品や電動工具製品を取り扱っているサザンカールソン社がグループ入りしました。